2010年 09月 26日
Cafe |
その方に初めてお会いした時、この色が各テーブルに溢れていた
ハイカラでダンディで、品のある低い物腰の素敵な男性
私はすぐにこの薔薇を買い、薔薇の師匠と敬い慕った。
数年後、コガネの幼虫に遭い枯れてしまった。
そういう時は、他の薔薇もだけど、なぜだかすぐに買いなおすことが出来ない。
私の親より御高齢ということもあり、去年伺ったときも入院中でいらした。
お店を切り盛りしているお嬢様が「今回はちょっと長引きそうで・・・」と仰った時
私は『もうお会いできない』と感じてしまった。
今年の薔薇の季節に旅立たれた、という訃報のお葉書を頂いた時まで
そう感じた事は、不思議と思い出さずにいた。
すぐに、もういちど育てようと決めた。
良い苗が出回る季節まで待つことはできなかった。
色や形が好きで集めた薔薇は数十本とあるけれど
思い入れや思い出深いものは、たくさんあるものではない
数年ぶりに見るCafe
悲しいけれど、思い出深く嬉しくもあるのです。
by roseposy
| 2010-09-26 13:35